看護助手という仕事に就いた理由 回顧録

 僕は数年前に看護助手の仕事をしていました。


当時の日記をもとに、感じたことをありのままに書いてみる。


以下



08月18日


久しぶりに日記をかいてみる。 


今は鍼灸とはまったく関係ない看護助手の仕事をしている。 


まさかこんなに短期間に仕事をコロコロ変えるなんて卒業前は考えもしなかったな。 


しかもその仕事は来月でおわり。すでに退職の意思は上司に伝えた。 


俺が思ってた以上に鍼灸の需要はすくないのかもしれない。  


本当はチーム医療の一員として、医師、看護師、検査技師、薬剤師、理学療法士、と協力して患者さんを治療したかった。 


そういった職場は本当に少ない。無いに等しい。 


でも諦めず勉強し続け、アンテナは常にはっていこうと思う。 


大学病院系の鍼灸師募集を見逃さずキャッチしていきたい


転職先は鍼灸整骨院。また激しい肉体労働になる。


だが仕方がない


少しでも自分の鍼灸を高められる可能性がある環境に身をおきたい。



追記


日記を書いた初日にすでに退職の話が出ている。


最初から退職の話かよと、思わず数年前の自分にツッコんでしまいました。


当時僕は専門学校を卒業したばかりの新卒の鍼灸師でした。


ではなぜ看護助手に?って思われるかもしれません。


当時の僕は鍼灸師として向上出来る職場を探していました。


鍼灸治療ができる職場です。鍼灸整骨院ではメインの仕事が保険マッサージ。

それはやりたくなかった。


最終的には開業したいと考えていたので開業資金を溜めるとともに臨床経験が積める、勉強ができる職場に就職したかった。


そんな職場はありませんでした。


学校を卒業してから就職活動をしてわかったのですが、就職先としてあるのは整骨院か整体院。整骨のおまけで鍼灸をやっている鍼灸整骨院。



求められるのはマッサージ要員ですね。



それに鍼灸治療の需要が、世間にはあまり無いに等しい、という事を学校を卒業して初めて分かった。あほですね


考えてみれば当たり前なことですね。


世の中、マッサージや整体はやってほしいけど、鍼はちょっと。。って感じの人が大半です。


もともと鍼灸が出来る場所が少なかった。


鍼が打てない。臨床経験がつめない。技術が上がらない。


わずかに私立の大学病院などで、鍼灸治療を取り入れている大学もあります。


北里大学や日産厚生会玉川病院などが有名ですね。


鍼灸師の新卒者は、働くことによって勉強になる職場に行きたいと、誰しもが思うものです。


ほんとにまれに鍼灸院で繁盛してるところはあるが、そういうところは患者さんは、院長の治療を目当てで来てるから人を雇う意味があまりない。


雇っても受付か治療補助。だから給料はものすごく少ない。


中には、無給どころか研修代を払って働く(これは働くとは言えないですね。)職場もあるみたいです。


せっかく苦労して取った資格なのでその見返りとして好待遇の職場を探していました。


勝手な思い込みですね。


400万前後のお金をかけて三年間のまともに働ける期間を捨て、苦労してとった国家資格だ。


見返りはデカいはずだと勝手に思い込んでいました。


今思えば大きな勘違いですね。


新卒の鍼灸師を好待遇で雇う職場なんてあるはずないのに。


当時は好待遇で尚且つ鍼灸師として臨床を積みまくれる職場があると本気で思っていました。


この当時は、あまりに世の中の事を知らな過ぎました。



鍼灸師として臨床経験がつめて、なおかつ待遇がよい。


そんな職場は、とても少ない。


少ない椅子にたくさんの人が集まれば、当然、採用する側は優秀な人材に来てもらいたいと思うでしょう。


成績が優秀で早い段階から就職に向けて動いている人間が、その少ない椅子を勝ち取ると思います。


出来る人間は卒業する前から次のステージを探して活動しているものなのですね。


僕はそんなことを全く考えていなかった。


だから卒業してから凄く苦労した記憶があります。


看護助手を志望した動機が、入院している患者さんに接することで鍼灸師として勉強になる。


そして真面目に勤めていれば、その病院で、いつかは鍼灸治療をやらせてもらえるのではないかなと思っていました。


待遇も週休二日、祭日休み、五時終わり、時給1000円、その時はいいかなって思っていました。


そんな淡い期待を描いて某病院で働き始めました。


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